住宅、マンション、土地などを購入する際、最低限、事前に知っておきたい、業界、建物の構造、仕事の流れ、契約時の注意点、建築時の注意点、引き渡し時の注意点などの基礎知識について、河合敏男 弁護士が解説されています。
河合敏男 弁護士は、欠陥住宅など建築紛争の第一人者です。
実際に住宅のトラブルなど、被害にあってしまった購入者をサポートされてきた弁護士という第三者的立場から、住宅購入者が購入前に知っておきたいポイントを、わかりやすく説明されています。
リンク先のPDFの解説資料は、独立行政法人 国民生活センターのサイトにバックナンバーとして掲載されていますが、より見やすい目次ページをつくってみました。
今回は「住まいの基礎知識」として国民生活センターのウェブサイトに掲載されている、河合敏男 弁護士 の解説ページをご紹介しました。
欠陥住宅など多くの建築紛争の実務経験にもとづく第三者的立場から、購入者側の視点で、住宅購入において最低限、事前に知っておきたい注意ポイントを解説されています。
これから、住宅、マンション、土地などの購入を予定されている方、はじめて住宅の購入を検討される方にとって、大いに参考になると思います。
また、下記で紹介しています関連書籍も、家づくりの予備知識を広げておきたい方には参考になります。
『「欠陥」住宅は、なぜつくられるのか』は、河合敏男 弁護士の執筆で、業界構造や欠陥住宅が生み出される背景などを知ることができます。
『家づくり安心ガイド』は、欠陥住宅や手抜きや失敗例を多く見てきた弁護士による執筆で、家づくりを失敗しないための基礎知識がQ&A形式で書かれていて、とても参考になります。
河合敏男 法律事務所のサイト、関連書籍など
河合敏男法律事務所
欠陥住宅全国ネット 欠陥住宅被害全国連絡協議会
- 「欠陥」住宅は、なぜつくられるのか - 岩波書店 の目次
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- はじめに
- 構造計算書偽装事件――消費者には見抜けない偽装
- 都市基盤整備公団の欠陥マンション事件――偽装でなければ安心か
- 建物ができるまで――設計から施工までの仕組み
- なぜ欠陥建築物はつくられるか――不合理なお金の使われ方
- なぜ防げなかったか――崩れた二つの防波堤
- 欠陥建築の防止のための方策――あるべき建築生産システムとは
- 地震大国日本の住宅政策――「安全な住居に居住する権利」が保障される社会へ
- 家づくり安心ガイド - 岩波書店 の目次
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- はじめに
- 第1章 家がほしいと思ったら
- 第2章 計画はじっくりと
- 第3章 まずは土地選びから
- 第4章 設計を具体化していくとき
- 第5章 施工業者を選ぶとき
- 第6章 工事中もチェックが肝心
- 第7章 いよいよ引渡し
- 第8章 シックハウスで苦しまないために
- 第9章 欠陥住宅かもしれない、どうしよう!
- 付録A マンションを購入するとき
- 付録B 中古住宅を購入するとき
- 付録C リフォーム工事をするとき
- さらに詳しく知るために