住宅診断(ホームインスぺクション)って実はいろいろあります

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住宅診断(ホームインスぺクション)って実はいろいろあります

2017/12/15 blog 記事の目次

例えば、中古住宅のインスペクション(既存住宅インスペクション)と言ってもいろいろあります。

ホームインスペクション業者さんが謳っている中古住宅のインスペクション(既存住宅インスペクション)は、国土交通省の「既存住宅インスペクションガイドライン」に準拠した、一次診断と呼ばれる診断です。

でも実は、診断の目的によって他にもいろいろあります。

↓下記の関連ページもご覧ください。

ホームインスペクション業者さんが謳っている中古住宅のインスペクション(既存住宅インスペクション)の内容

ホームインスペクション業者さんが謳っている中古住宅のインスペクション(既存住宅インスペクション)は、一般的には、国土交通省が2013年6月に策定した「既存住宅インスペクションガイドライン」に準拠した、目視等を中心として住宅の現況を把握するために行われる最も基礎的なインスペクションです。

いわゆる一次診断と呼ばれる住宅診断です。

国土交通省が2013年6月に策定した「既存住宅インスペクション・ガイドライン」
国土交通省が2013年6月に策定した「既存住宅インスペクション・ガイドライン」

上記のガイドラインには、「既存住宅インスペクション・ガイドライン」は下記の3つに分類されるインスぺクションのうちの[1] と説明されています。

[1] 目視等を中心とした非破壊による現況調査を行い、構造安全性や日常生活上の支障があると考えられる劣化事象等の有無を把握しようとするもの
既存住宅の現況把握のための基礎的なインスペクション(既存住宅に係る一次的なインスペクション)であり、中古住宅売買時の建物検査や住宅取得後の維持管理時の定期的な点検等がこれに当たる。
[2] 破壊調査も含めた詳細な調査を行い、劣化事象等の生じている範囲を特定し、不具合の原因を総合的に判断しようとするもの
現に、日常生活上支障が生じている場合など不具合箇所を修繕しようとする際に利用されるインスペクション(既存住宅に係る二次的なインスペクション)であり、住宅の耐震診断等はこれに当たる。
[3]リフォームの実施前後に現況調査・検査等を行い、住宅の劣化状況と性能を把握しようとするもの
住宅の性能向上リフォームを実施する際に利用される性能向上インスペクションがこれに当たる。

ただ、住宅診断業者さんによって、一次診断+αの診断も含めて、中古住宅のインスペクション(既存住宅インスペクション)とされている業者さんもあるので、診断業者さんを選ぶ際は、単純に費用の安さで選ぶのはおすすめしません。

よくよく診断内容も確認し、比較された上で、住宅診断業者さんを選ぶことをおすすめします。

↓下記の関連ページもご覧ください。

住宅診断の目的によっていろいろな住宅診断があります

下記は中古住宅診断の目的の事例です。

  • 購入前に最低限の不具合をチェックするための住宅診断
  • 既存住宅売買瑕疵保険を付けるための住宅診断
  • 耐震性を調べるための住宅診断
  • 既存住宅の住宅性能評価書を発行するための住宅診断
  • 耐震基準適合証明書を発行するための住宅診断
  • フラット35中古住宅適合証明書を発行するための住宅診断
  • リフォーム・リノベーションするための住宅診断

↑住宅診断業者さんによっては、上記の診断目的に応じたサービスメニューを用意されています。

住宅診断(ホームインスぺクション)は、診断の目的をハッキリさせてから、住宅診断することをおすすめします。

診断目的に応じたサービスメニューを用意している診断業者さんなら、1回の診断で、2つ以上の目的の診断を同時に済ますことも可能です。

なぜなら、診断目的は違っていても、住宅の構造耐力上の主要な部分(基礎、壁、柱等)に生じているひび割れや、屋根、外壁等の雨漏り等の劣化状況の調査など、基本的な調査項目では共通の部分もあるからです。

例えば「購入前の最低限の不具合チェック」と同時に「既存住宅売買瑕疵保険のためのチェック」をすることも可能です。

そうすれば、重複するムダな診断費用や診断日数を費やす必要がなくなります。

≪ 海外サイトで再認識したインスペクションの重要なポイント2つについて     中古住宅の資産価値と立地について ≫
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