住宅診断は既存住宅(中古住宅)で必要とされています。
では、新築住宅なら住宅診断は不要なのでしょうか?
個人的見解ですが、結論を言うと新築住宅でも住宅診断は『したほうがよい』。
いやハッキリ『必要』だと思います!
住宅診断は既存住宅(中古住宅)で必要とされています。
では、新築住宅なら住宅診断は不要なのでしょうか?
個人的見解ですが、結論を言うと新築住宅でも住宅診断は『したほうがよい』。
いやハッキリ『必要』だと思います!
たとえばGoogleで「住宅診断 事例 新築」で検索してみてください。
いくつか新築住宅でも施工不備の事例が出てくると思います。
新築でも安心できないのです。
理由はいろいろあります。大きくは2点です。
↓下記の関連ページもご覧ください。
安心できない理由の1つは、住宅という商品の特性になります。
簡単にいうと、現地での施工によって完成する商品だからです。
現場で職人の手によって施工される部分が必ずあるからです。
悪意でなくても、不具合が見逃されている場合があります。
なども関係しています。
安心できない理由の2つ目は、完成時の建築基準法上のチェックです。
住宅が設計どおりの安全性・耐久性・耐震性を確保しているかのチェックではないからです。
新築住宅では「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」によって、平成12年4月1日以降に引き渡しを受けた住宅では、
について、引き渡しから10年間は売主が瑕疵担保責任を負うことが義務づけられています。
でも、対象範囲は上記の2点に限定されています。
これ以外のケースではどうするのか??
仮に対象範囲でも、実際に不具合が発生したら、面倒ですよね(^^;
もし買って住んでから不具合が見つかったら、下記のようなところに相談することになるかもしれません。
仮に、建物代金が2,000万円(40万円/坪×50坪)の場合、その1%の20万円あれば、基本的な住宅診断はしてもらえます。
基本的な一次診断なら5万円くらいでしょうか。オプションを入れても10万円くらい。このくらいの費用なら、なんとか捻出できるのではないでしょうか?
2%の40万円あれば、建物の着工から完成までの各工程で、複数回のチェックしてもらえるでしょう。
建てたら終の棲家の場合もあるでしょう。住宅という商品の特性に十分配慮するなら、買主としてはそれくらいの備えをし、リスクヘッジしておくのが良いと思います。
仮に40万円の費用をどう捻出するか悩んだら、間取りのどこかムダな箇所の面積を1坪(畳2枚分)減らせばよいのです。
もし建物が完成していたら。。
売主さんに値引きをお願いしちゃいますか。←これは冗談です(^^)
いずれにしても、当初より住宅購入予算の中にインスペクションの予算をみておいたほうが良いと思います。
ということで、新築住宅でも住宅診断(インスペクション)することを、個人的にはおすすめします。